むらさき980807号



野毛病院院内新聞

むらさき

平成10年・8月17日号
編集者:もとぶ野毛病院職員





新病棟ほぼ完成!

来る8月21日午後より、約8ヶ月余りかけて完成に至った新病棟の落成式が行われます。先日の新病棟見学では職員の皆さん、「素晴らしい。素晴らしい。」の連続でした。食堂は1階が「シーサイド」、2階が「ちゅら夕日館」とネーミングされ、夕日を見ながら食事が出来るようになっています。他に、広々とした機能回復訓練室などもあり、患者さんもより心地よくリハビリテーションに励む事が出来ることでしょう。なにはともあれ、沖縄県で増築による完全型では2つ目の療養型病床群としてスタートをきる我が野毛病院の前途に期待をよせつつ、まず落成式を迎え入れましょう。

〜落成式日程〜

平成10年8月21日(金)
テープカット・・・午後2時45分
落成式典・・・午後3時00分
披露祝賀会・・午後3時30分

午後は休診になります。


〜新病棟開院に向けてのコメントシリーズ〜

≪看護課長・具志堅順子≫≪POS推進室システムナース・田場慎子≫

焦る
漠然とした不安がよぎる
やることは山ほどあるようにも思えるが・・・
焦るなあ
焦るな
焦るな自分の力を信じて
みんなの力を頼りに

目前の壁を登ろう
方法は色々あるさ
壁の作りや材料を見、方法を考えよう
根気強く
心を乱さず
夏の青空のように
冬朝の空気のように
凪の海のように

もっと多くのことを知ろう
内を
外を
耳を傾け
視線を正し
会話をもち
手を伸ばし
肢を運び
多くのことを知ろう

倉皇とせず
焦るな

「POS?」初めて目にする方もいるのではないでしょうか。そう「POS」って何でしょう。POSはプロムレム・オリエンテイッド・システム(problem oriented system)の頭文字をとった略称で、「POS」と発音します。プロムレムは「問題」あるいは「問題点」と訳されています。オリエンテッドは「志向」方向ずけるとか向けるというような意味です。システムはものごとを行う方法、やりかたを体系ずけたものというような意味です。POSの基本は問題解決過程です。問題解決過程は基本的には@情報の収集。A情報の分析。B計画の立案。C計画の実施。D結果の評価の5つのスッテプからなり、ステップの最後と最初はつながって、1つのサイクルをなしています。では看護とPOSはどのような関係があるのでしょう。
看護のPOSは看護過程でもうナースの皆さんには「おなじみ?」でしょう。実習・臨床に入ってからも記録に関してはかなり教え込まれた事でしょうから・・・・。私がPOS課に入りPOSを改めて学習し、今 感じていることは看護婦の役割・患者さんに期待される役割は一体なんだろうと言うことです。看護の定義はさまざまありますが私が今一番気に入っている定義語とは実在または潜在する健康問題に対する人間の反応を診断し治療することである。」この「健康問題に対する人間の反応」を見つけ、看護介入して、患者さんの療養環境を整えるのが最低限の努めです。難しく考えなくとも私達が日常行っている、入院患者さんの入浴や排泄、運動などいつも医師に指示を求めています。医師による「健康問題そのもの」の指示ではなく、看護婦による「健康問題に対する人間の反応」の指示を求めるのです。この看護介入の事柄は、
@セルフケアーの限界。
A休息・睡眠・循環・排泄・皮膚・性・その他の領域における機能障害。
B疼痛と不快。
C病気と治療、生命をおびやかす出来事、日常経験などに関連した、不安・喪失・孤独・悲嘆などの情動上の問題。
D対人関係や知的な働きのなかに反映される、幻覚など象徴機能歪み。
E意思決定や個人選択をする能力の欠如。
F健康状態が要求する自己イメージの変更。
G健康に関する自覚的な見当識の機能障害。
H出生・成長と発達・死など生命過程に関連する心身の緊張。
I密接な関係にある人との問題となる関係。
が挙げられていますがもっと分かりやすく考えると「療養生活の安全・安楽」をお世話するための看護の情報は、機能が非常に重視される。病気によってどの程度に機能が低下しているか、あるいは低下した機能とどの程度うまく付き合って行くかを明らかにしていく事つまり「ADL」に関わる事柄が大きく占めています。そこで「POS推進室」ではケアプランの普及・実施・評価に取り組んでいます。患者さんの御世話に携わる一人一人が患者さんの状態・看護介護の内容と意味を説明でき「健康問題に対する人間の反応」の援助が出来たらと思います。そのためには ケアプランの内容・一括表示の見方・問題領域とケア項目の関係等 皆さんに理解して頂く、学習会・実施指導を繰り返しながら皆さんと共にケアプランを作成実施して行きたいと考えています。どうぞ助言・御指導をお願いいたします。



〜祝〜 第一弾!!

原先生に待望の赤ちゃん誕生!!!


療養型病床群開院等お祝い事は重なるもので、6月12日、原先生に待望の赤ちゃんが誕生しました。名前は敬博(たかひろ)chanです。原先生の息子に対する満ち足りんばかりの大きな期待を浴びながら遠く長崎で誕生したのであります。(原先生にとても似ているという噂もありますが・・・真相はこちらをクリック
〜祝〜 第二弾!!

玉城都子さんにも待望の赤ちゃん誕生!!!


4月26日から産休に入り、6月3日に長女を出産しました。小さく生まれましたが、今はおでぶちゃんになっています。笑顔を見ると、疲れもふっとんでいくぐらいかわいいです。子どもが生まれる前までは、買い物に行っても自分のものから見ていましたが、今は子どものものばっかり見ては買っています。
趣味がなかった私には、子どもと遊んだり、子どもの事に関する本を読んだりするのが趣味になったと思います。TVで「となりのトトロ」をやっていた時も、一緒に見ましたし、(子どもにしたら無理矢理だったのかも・・・)出来るだけ遊ぶ時間を見つけて、遊ぶようにしています。
最近は、寝る前までおしゃべりして、寝たくなったら泣き喚いて寝るというパターンができて、8時間ぐらいぐっすり寝てくれるので楽になりました。
今は、子どもの成長がとても楽しみです。
〜玉城都子〜



新入職員です〜

名前:大嶺快和(よしかず)
生年月日:S45.8.23
出身地:名護市
出身校:名護高校
趣味:朝起きてすぐのストレッチ運動
将来の野望:世界征服(来年の暮れあたりに。)
最近凝っている事:ダンス
好きな食べ物:なんでも好き。
一言コメント:お仕事、一生懸命頑張りますので、先輩方、よろしくお願いします。
名前:大城克代
生年月日:S45.1.22
出身地:今帰仁
出身校:北山高校
趣味:音楽鑑賞
一言コメント:野毛病院へ就職してはや1ヶ月が経ちました。海の見える環境で看護ができ、とても嬉しく思います。これからもご指導、御助言よろしくお願いします。


臨時ニュース

院内新聞「むらさき」の編集委員変わりました。

編集委員の独占インタビュー!!

<編集委員長>
比嘉義博

(Q).これからのむらさき制作に携る事に関しての抱負は?
(A).この消火器とれないな・・・。
(Q).前回の制作者であるレントゲン田原科長もかなり期待しているようですが。
(A).かなり重そうだし・・・。
(Q).副委員長に宮城君を指名した理由は?
(A).でも取り扱い方教わっておかないと・・・。
(Q).比嘉さん、聞いてますか?
(A).おっと、新垣さんが呼んでる。いかないと。
(Q).・・・・・・・・・・。

<副委員長>
宮城順一

多忙な為、取材陣シャットアウト!!!


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