我が国におけるダイオキシン類の年間排出量は、約5200〜5300gと見積もられ、このうち、燃焼工程からの排出量が大半を占 める。また、主要な発生源の排出割合は、ごみ焼却施設が約80%、産業廃棄物焼却施設が約10%、金属精錬施設が約5%である。
発生源 | ダイオキシン排出量 | 備考 |
---|---|---|
焼却工程 | ||
一般廃棄物焼却 | 4300 | ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドラインより |
産業廃棄物焼却 | 547 〜 707 | 平岡京都大学名誉教授より(以下の燃焼行程は同じ |
金属精錬 | 250 | |
石油添加剤(潤滑油) | 20 | |
たばこの煙 | 16 | |
回収黒液ボイラー | 3 | |
木材、廃材の焼却 | 0.2 | |
自動車排ガス | 0.07 | |
(小計) | (5140 〜 5300) | |
<漂白工程> | ||
晒クラフトパルプ | 0.78 | 環境庁試算 |
<農薬製造> | ||
PCNB | 0.06 | 環境庁試算 |
合計 | 5140 〜 5300 |