5月13日付けの琉球新報で「廃棄物の処理システム検討」を掲載している。 通産省環境政策課や県、関係市町村、消費者が生ゴミ等リサイクルを前提とした廃棄物について、 真剣に検討する姿勢に入ったことが伺える。 その中で、「那覇市および周辺地域の事業系生ゴミ対策等は早急な対応が求められている。 肥料化し、農業へ生かす循環型処理などリサイクルシステムの構築を検討したい」としている。
さて、病院の立場からこの環境保全の問題を考えさせられることは多々ある。ご存じのようにダイオキシン汚染が全国に蔓延していると言われる。 ダイオキシンは「史上最強の毒物」といわれ、 微量でも体内に蓄積されれば、がんを引き起こしたり、 後の世代に先天的異常を生じさせると言われる。 ダイオキシンによって人体が汚染されると、 アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患や不妊症にかかりやすくなるという結果が報告され、 私達の子孫ひいては日本の将来の危機が叫ばれている。
皆さん、「有限な地球環境容量」(エントロピーの法則)を認識し、 環境を守ると言うテーマに対して自らのアイデンティティを確立する事につなげる可能性を模索してみませんか。 私達は病院職員として真剣に考えています。
自治体関係者、病院関係者、事業主、一般市民の皆さん、病院から始まった生ゴミ収集・堆肥化作戦いかがですか。 ポジティブに環境の恵みを将来世代にも継承しましょう。
「まずは隗より始めよ」です。