理事長:出口 宝 でぐち しげる

  ・総合診療科
  ・一般外科
  ・甲状腺科
  ・日本消化器外科学会
  ・乳腺認定医
  ・スポーツ医
  ・産業医
  ・沖縄県災害医療コーディネーター

~ ご挨拶 ~

  この度、医療法人野毛会理事会の命を受けて理事長を務めさせていただくこととなりました。就任に際し、もとぶ野毛病院の歴史に触れ、ご挨拶をさせて頂きます。
  当院の始まりは、昭和59年に本部町大浜に上田裕一先生が「心地よい医療を実践する」目的で野毛クリニックを開業、その後に地域の皆様の声もあり昭和63年に現在の大浜880番地の1に149床の入院病床を備えた現在のもとぶ野毛病院を開設されました。そして、平成7年に医療法人化を行い、平成13年に150床の療養型病床に病床移行を行い、今日に至っています。その間、35年に渡り上田裕一先生が医療法人野毛会の創設者理事長として、地域の皆様へ必要とされる医療を提供するべく努力されてきました。また、当法人は地域の発展にも力を入れてまいりました。160人余りの看護学校進学奨学金及び本部高校給付型奨学金の拠出等、地域人材の育成に尽力し、環境問題の取組みではもとぶシーサイドギャラリーや病院から出る生ゴミの堆肥化をしながら今帰仁におけるバナナ農園などSDGsを早くから実践してきました。
  そして、令和3年8月に当法人は初代から35年を経て第2代理事会へとバトンタッチされました。これまで当院は琉球大学病院と各診療科専門医のご協力の下に、県立北部病院や北部地区医師会病院と連携して本部町、今帰仁村、伊江村、名護市、国頭地域をはじめ北部圏の地域医療に邁進してきました。そして、2026年に県立北部病院と北部地区医師会病院が統合され、北部地域の基幹病院となる公立北部医療センターが開設されることとなり、北部の地域医療は大きく発展します。当院も公立北部医療センターと連携して急性期の治療後の日々必要とされる地域医療の提供と慢性期医療や在宅医療を担って行くことになります。
  地域の皆様のご協力を仰ぎながら職員一丸となって上田理事長なき後も地域に継ぎ目のない医療の提供を行い、住み慣れた地域で安心して一生暮らせる社会を作って行くことを目指しております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

理事長:出口 宝 でぐち しげる 略歴

・京都府出身
・埼玉医科大学卒業
・琉球大学医学部第1外科
・名桜大学人間健康学部教授
・名桜大学大学院研究科教授
・平成25年5月 医療法人野毛会もとぶ野毛病院副院長
・平成29年7月 医療法人野毛会もとぶ野毛病院院長
・令和3年8月 医療法人野毛会理事長・院長